ジェフユナイテッド市原・千葉レディースは5日、元女子日本代表(なでしこジャパン)のGK山根恵里奈(29)が今季限りで現役を引退すると発表した。
山根はクラブを通じてコメントを発表。「この度、今シーズンをもって現役を引退し、次のステージへ進むことを決断しました」とし、「高校卒業後から、サッカー選手として過ごさせてもらったこれまでの12年間。振り返ると良いこともたくさんあれば、そうではないことも数え切れないほどありました。そして、現役生活の最後にすると選んだ2020年は、未曾有の事態により誰もが経験したことのない大変な1年となってしまいました。どうしても悲観的になってしまいそうな物事や状況も多くありますが、私はそのいずれも前向きにポジティブに受け止められています」と現役生活を振り返った。
山根は1メートル88の長身GKとして活躍。女子日本代表として国際Aマッチ26試合に出場した。日本が準優勝した2015のFIFA女子ワールドカップのメンバーにも選出され、大会初戦のスイス戦でゴールマウスを守った。