C大阪 育成全般の新ポストに風間八宏氏招聘 第二の南野育てる 育成型クラブ進化へ
2020年11月24日 05:30
サッカー
柿谷曜一朗や山口蛍、南野拓実といった日本代表選手だけでなく、過去に多くのプロを輩出してきたC大阪の育成組織。現在はU―18、U―15、U―12などといったカテゴリーが設けられている。そのスタッフとして新たに創設する役職が、高校生以下を指導する統括的な立場。風間氏には高校生、中学生、小学生と全ての年代の指導に当たってもらうことになる。
現役引退後は桐蔭横浜大や筑波大の監督を歴任した同氏。その後、12年4月に川崎Fの監督に就任すると、徹底的にボールを保持する攻撃的なスタイルを植え付け、強豪クラブとなる礎を築いた。17年から19年9月までは名古屋の監督を務め、今でもJクラブなどの監督候補として名前は挙がるが、以前から若年層の指導に携わってきた本人は子どもたちの育成に強い興味を示しているという。
「止める」「蹴る」などといった基礎的な部分も含めた「風間メソッド」と呼ばれる育成法は、かねて定評があった。その理論を高校生以下に注入することで、クラブとして“第二の南野”といった有望選手を生み出していく。
◆風間 八宏(かざま・やひろ)1961年10月16日生まれ、静岡県出身の59歳。清水商、筑波大を経てドイツのクラブや広島などに所属し、日本代表でもプレー。現役引退後は桐蔭横浜大や筑波大、川崎F、名古屋の監督を歴任。現在はなでしこチャレンジリーグの静岡SSUアスレジーナのテクニカルアドバイザーを務める。