森保監督 戦力底上げに挑んだメキシコ戦「安全にやるだけでは勝てるチームに変わらない」
2020年11月24日 21:25
サッカー
一方で、「どこの国と戦っても、レギュラークラスとして戦っている選手での安定感はある程度計算ができる」という自負を持っていた中で、より代表での経験の浅い選手を起用して全体の底上げをするべく挑戦したのも事実。「その一試合の勝敗の責任が問われるというのももちろんありますけど、ただ安全にやるだけでより勝てるチームには変わっていかない」と力を込めた。
W杯ロシア大会での“ロストフの悲劇”を経て挑む次のW杯カタール大会は2年後。ベンチからの声が通りにくいW杯を見据えてはなおのこと、選手自らが試合中に臨機応変に修正する力も求められていく。「想定外の時に自分たちで修正能力や解決能力をピッチ内で素早く発揮することは、世界で勝っていくためにもアジアで確実に勝っていくためにも必要。選手たちが判断してやっていけるように、自分も覚悟して見ていかなければいけない部分がある」と指揮官。「ピッチ内で自分たちの発想で変えていけることがサッカーの楽しさかなと自分自身も思ってやってきた。立ち返る場所やチームのコンセプトのベース、選択肢をある程度伝えた上で、選手たちには思い切って判断してやってほしい」と話した。