武藤、スペイン1号 欧州4大リーグ日本人初3リーグ目「本当に長かった」

2020年12月02日 05:30

サッカー

武藤、スペイン1号 欧州4大リーグ日本人初3リーグ目「本当に長かった」
ベティス戦で先制ゴールを決め、喜ぶエイバルの武藤 Photo By ゲッティ=共同
 【スペイン1部   エイバル2-0ベティス ( 2020年11月30日 )】 スペイン1部エイバルのFW武藤嘉紀(28)が30日、敵地でのベティス戦で後半33分までプレーし、移籍後初ゴールを決めた。0―0の後半4分、CKから味方が頭で流したボールを左足で押し込んだ。ドイツとイングランドでも得点しており、欧州4大リーグのうち日本人で初めて3つのリーグで得点をマークした。同僚のMF乾貴士(32)はフル出場し、チームは2―0で勝利した。
 満面の笑みで武藤がチームメートと抱き合った。すぐに何人もの仲間が集まり、歓喜の輪ができる。9月に期限付き移籍で加入以降、8試合目の出場で初得点をマーク。地元紙ムンド・デポルティボは3点満点の3をつけ、「唯一のフォワードとしてプレー。常に前線で起点としてボールを引き出した。さらに初ゴールまで決めてみせた」と称えた。

 後半4分。自身の好プレーから獲得したCKが起点となった。ゴール前に送られたボールを味方が頭で流すと、まるでそこにくると分かっていたかのように素早く反応。左足で押し込んでゴールネットを揺らした。後半途中に両脚がけいれんした様子で交代を強いられたが、完封勝利に貢献。メンディリバル監督は「(ゴールは)いいニュース。ゴール以外にも素晴らしい働きをしてくれた」と高く評価した。

 15年から所属したドイツ1部マインツ、18年から所属したイングランド・プレミアリーグのニューカッスルでもゴールし、日本人で初めて欧州4大リーグのうち3リーグで得点したことになる。

 武藤は試合後に自身のSNSを更新し、「リーガ初ゴール!やっと。本当に長かった。」と報告。さらに「どんなに苦しくてもやり続ければ報われると再確認しました。応援し続けてくださった方々、本当にありがとうございました。一喜一憂せず、頑張ります!」と前を見据えた。

おすすめテーマ

2020年12月02日のニュース

特集

サッカーのランキング

【楽天】オススメアイテム