南野、幻の決勝弾 VARで味方にハンド判定…得点認められず

2020年12月11日 05:30

サッカー

南野、幻の決勝弾 VARで味方にハンド判定…得点認められず
攻め込むリバプールの南野(右) Photo By 共同
 【欧州CL 1次リーグ最終戦 D組   リバプール1-1ミッティラント ( 2020年12月9日 )】 9日に1次リーグ最終戦が行われ、D組で首位突破したリバプールの日本代表MF南野拓実(25)は、1―1で引き分けたミッティラント戦にフル出場。先制点に絡んだものの、微妙な判定で今大会初得点を逃した。審判員の差別発言のため中断していたH組のパリSG―バシャクシェヒルは前半途中から再開。パリSGが5―1で大勝し、1位通過を決めた。ベスト16が出そろい、決勝トーナメント1回戦の組み合わせ抽選は14日に行われる。
 南野の最大の見せ場は終了間際に訪れた。1―1で迎えた後半44分、右からのクロスをマネが頭で落とし、そのボールに素早く反応。右足で合わせてゴールネットを揺らすと笑顔を見せ、ユニホームで顔を覆った。だが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によって直前にマネのハンドが発覚。得点は認められなかった。ただ、MFとしての適性を試しているクロップ監督は「あのポジションはまだ2回目だが、だいぶ良くなった」と及第点を与えた。

 地元紙リバプール・エコーはチーム2位タイの7点と評価し、決勝点の取り消しを「気の毒だ。不可解な判定」と同情。一方で「中盤で素晴らしいエネルギーと献身的な動きを見せたが、試合が進むごとに疲れていった」とチーム内序列をひっくり返すような衝撃はなかったと評した。

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