横浜FW前田大然「2桁狙いたい」 五輪代表入りへ“ゴールハンター”宣言
2021年02月12日 19:15
サッカー
仲川が倒されると、すぐにボールを取りに向かった。「後ろからDFチアゴ(マルチンス)とFWエウベルも来ていたので、これはまずいと思って(笑い)。とりあえずボールを離さず、“蹴る”と言って蹴らしてもらいました」。
キッカーを他の人に渡さなかったのには、“先手”を打ちたいという思いもあった。「ああいうところで決めないと、(開幕後の)試合でも蹴らしてくれないと思うので。本当に大事かなと自分の中で思ったので、譲らなかったですね」と明かした。
東京五輪世代の23歳は昨年8月、ポルトガル1部マリティモを退団後、横浜に加入。昨季は主にウイングでプレーしたが、キャンプではセンターFWに入る機会が増えている。「真ん中の選手はゴールを取らないと試合に出られない」。位置の変化もゴールへの思いを強める一因だ。
「(リーグ戦3得点の昨季は)シーズン途中から入ったというのもありますし、今まで経験したことがないポジションや戦い方に苦労した。今回はキャンプ初日からできているので、言い訳はできない。チームが求めていることをしっかりとやった上で、ゴールやアシストという結果を残していきたい」
昨季リーグ戦でともにチーム最多の13得点を挙げたFWエリキとFWジュニオール・サントスの2人が移籍し、新たな点取り屋の出現が求められる今季。シーズン前から鋭く素早く、前田がゴールを狙い続けている。