大分 7連敗で止めた 町田V弾で今季2勝目 本拠今季初白星に指揮官涙
2021年05月03日 05:30
サッカー
セットプレーで奪った虎の子の1点を執念で守り切った。欲しかった先制点が生まれたのは前半38分。CKの混戦から町田が押し込み先制した。「当たって入った感じ」。この2戦連続ゴールが決勝点となった。
サポーターの思いに応えたかった。大分は9日から「#大分トリニータ一致団結プロジェクト」としたクラウドファンディングを実施。コロナ禍で苦しい経営状況を切り抜けるべく、サポーターへの協力を仰いだ。1カ月足らずで目標の5000万円に到達し、町田は「気持ちがゴールにつながった」と強い感謝の思いを示した。今季リーグ戦初の無失点に「自信になる」と力を込め、「ここから連勝して上位に少しでも近づけるように頑張りたい」と意気込んだ。
清水には昨季まで最終ラインを5年間支えた鈴木や後藤、福森らが所属し、さらに片野坂監督はロティーナ監督とは過去8戦未勝利だった。「今日は何としても勝ち点3を取りたかった。選手たちは凄くチャレンジし、自分たちでつかみ取ったゲームだった」と指揮官。さまざまな思いが詰まった今季2勝目となった。