【明治安田生命J1第12節 G大阪1―1C大阪 ( 2021年5月2日 ヤンマー )】
G大阪のFWパトリックがダービー初得点となる同点PKを決め、敵地で勝ち点1を奪った。通常時ならば及第点の結果だが、復調のキッカケにしたかった宮本監督は「勝ち点3を取りたかった。その意味で悔しさはある」と笑顔はなかった。
この試合までリーグ戦7試合でわずか1得点。得点力不足に苦しむ中、4―4―2から4―3―3システムに変更した。序盤こそインサイドMFの矢島や井手口が敵陣エリア内に侵入する厚みのある攻撃を見せた。だが時間ととも連動性や流動性が失われ、矢島は「相手が自分たちのセンターバック2人にプレッシャーをかけるやり方に変えてきた。その変化に対して自分たちが変化させられなかった」と分析した。
MF小野瀬は負傷で交代。次戦は王者・川崎F戦が控える中、試練の時を迎えた。