五輪1次リーグ初戦のカナダ戦(21日、札幌ドーム)を3日後に控えた18日、東京五輪サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」に緊張が走った。高倉麻子監督が体調不良により練習を欠席。日本協会の広報担当によれば、前日の新型コロナの抗原検査では陰性反応だったというが、頭痛を訴えたため大事を取って宿舎で静養に努めたという。主将DF熊谷も「大丈夫なことを願うばかりです」と心配な表情をのぞかせた。
チームはこの日、指揮官不在の中、札幌市内で約1時間半、汗を流した。公開されたのは冒頭15分のみ。いよいよ本番モードに突入し、熊谷は「女子サッカーを一層、盛り上げられるように、精いっぱいやりたい」と力を込めた。