浦和・酒井が3485日ぶりJ1弾、長友との代表SB対決制した

2021年09月26日 05:30

サッカー

浦和・酒井が3485日ぶりJ1弾、長友との代表SB対決制した
<FC東京・浦和>後半、浦和・酒井(左)がドリブルでFC東京・長友をかわす(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【明治安田生命J1第30節   浦和2ー1FC東京 ( 2021年9月25日    味スタ )】 明治安田生命J1リーグは4試合が行われ、浦和がアウェーのFC東京戦に2―1で逆転勝利した。0―1の前半終了間際、日本代表DF酒井宏樹(31)が移籍後初ゴール。J1では柏時代の12年3月11日以来9季ぶり、実に3485日ぶりの得点で反撃の口火を切った。今月、FC東京に加入したDF長友佑都(35)との「元マルセイユ対決」を制し、公式戦の連続不敗も10戦に更新した。
 「元マルセイユ」対決は酒井に軍配が上がった。前半終了間際、右サイドからエリア内まで進入。平野のパスを受け、右足一閃(いっせん)。長友のスライディングは及ばない。ボールはGKの股を抜けた。「股しか見えてなかったです。抜けてくれて良かった」。一度はオフサイド判定もVAR検証の結果、ゴールは認められた。

 右足に魂を込めた。前半1分、自身のサイドで一瞬の隙を突かれ、FW田川に先制を許した。「完全に自分の責任」と話す。実に6戦ぶりの失点。だが、それでも一切の動揺を見せずプレーする同僚たちに「僕自身が引き上げられた」と酒井。だからこそ味方を信じ、走った。今季先制されると7戦全敗だったジンクスも打破した。

 「凄く“圧”を感じた」という長友との初対決。そんな「圧」も酒井には破るためにあった。元々、シュートは得意。小学生時代に在籍した柏マイティーFCではFWを務めると2~3分に1点のペースで量産した逸話がある。当時から得意だったのが右サイドでのプレー。この日も角度のないエリアで長友を振り切って決めた。

 J1では12年3月11日以来3485日ぶりの得点。歴代6位のブランクを経た一撃が反撃の口火となった。後半28分には左臀部(でんぶ)を強打。骨や筋肉系に異常はないもようだが「ぜいたくにも(西)大伍さんがいるので」とベンチに下がった。今夏の加入後、出場した試合は6勝1分け。「出た試合は全て勝ちたいと思ってます」と酒井。新生レッズがさらに自信を深める逆転勝利となった。

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