劇的すぎる浦和 3大会ぶり8度目の天皇杯制覇 今季限りで退団の槙野が決勝弾! J2降格の大分撃破

2021年12月19日 16:00

サッカー

劇的すぎる浦和 3大会ぶり8度目の天皇杯制覇 今季限りで退団の槙野が決勝弾! J2降格の大分撃破
<天皇杯決勝 浦和・大分>優勝を喜ぶ宇賀神(前列左)槙野(前列右)ら浦和イレブン(撮影・西海 健太郎) Photo By スポニチ
 【第101回天皇杯決勝   浦和2―1大分 ( 2021年12月19日    国立競技場 )】 第101回天皇杯は19日、東京・国立競技場で決勝が行われ、今季J1リーグ6位の浦和は今季限りで退団するDF槙野智章(34)の決勝弾で大分を2―1で下し、3大会ぶり、歴代最多タイ8度目(前身含む)の優勝を飾った。
 浦和は前半6分にペナルティーエリア右付近に流れたMF小泉がボールをキープし粘りを見せると、こぼれ球を拾ったMF関根が相手DFを交わしてDF、GKを引き付けながら中央へパス。最後は日本代表MF江坂が右足を振り抜くと、ボールは相手DFの股下をすり抜け、ゴール中央へと吸い込まれた。

 大分は後半システムを変更し反撃。後半45分、左サイドからのMF下田のクロスをゴール前のMFペレイラが頭で押し込み同点。だが試合終了間際のアディショナルタイムに浦和は途中出場の槙野が右CKのクリアボールをMF柴戸がペナルティーエリア前中央でシュートしたところを頭でコースを変えて押し込み試合を決めた。

 優勝は前身の三菱重工時代に4度、浦和として4度の8度目で、歴代最多タイとなる。今季限りでの退団が決定し、この日後半27分から出場したMF宇賀神、後半38分から出場し、キャプテンマークを巻いた槙野のラストゲームで勝利し、ベンチ外だったが今季限りで引退する主将のMF阿部を最高の形で送り出すことになった。準優勝した19年以来3年ぶり8度目となる来年のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場も決めた。

 今季J1リーグ18位でJ2降格が決定している大分は、今季限りで退任する片野坂知宏監督の最終戦でクラブ初、J2降格チームにとっても初となる天皇杯制覇はならなかったが、過去最高の準優勝となった。
 

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