浦和ラストゲームで劇的決勝弾の槙野「お祭り男、エンターテイナーですからね。全部持っていきました!」

2021年12月19日 16:43

サッカー

浦和ラストゲームで劇的決勝弾の槙野「お祭り男、エンターテイナーですからね。全部持っていきました!」
<天皇杯決勝 浦和・大分>優勝を喜ぶ宇賀神(前列左)槙野(前列右)ら浦和イレブン(撮影・西海 健太郎) Photo By スポニチ
 【第101回天皇杯決勝   浦和2-1大分 ( 2021年12月19日    国立競技場 )】 第101回天皇杯は19日、東京・国立競技場で決勝が行われ、今季J1リーグ6位の浦和は今季限りで退団するDF槙野智章(34)の決勝弾で大分を2―1で下し、3大会ぶり、歴代最多タイ8度目(前身含む)の優勝を飾った。
 浦和は前半6分にペナルティーエリア右付近に流れたMF小泉がボールをキープし粘りを見せると、こぼれ球を拾ったMF関根が相手DFを交わしてDF、GKを引き付けながら中央へパス。最後は日本代表MF江坂が右足を振り抜くと、ボールは相手DFの股下をすり抜け、ゴール中央へと吸い込まれた。

 後半45分には大分MFペレイラにヘディングシュートを決められ同点とされた。だが試合終了間際のアディショナルタイム、途中出場のDF槙野が右CKのクリアボールをMF柴戸がシュートしたところを頭でコースを変えて押し込み試合を決めた。

 後半38分から出場し、キャプテンマークを巻いたDF槙野は開口一番、「お祭り男、エンターテイナーですからね。全部持っていきました!」と叫んだ。大事なゴールだったと聞かれると、「僕に残された時間と、このチームでやるべきことっていうのをしっかりと頭に叩き込んでピッチに立ちました。本当に1-0で、しっかりと締めてゲームを終わらせるつもりでしたけれども、失点直後に西川選手が『槙が最後は持ってけ。槙が前に行ってゴールを取りに行け』と強く背中を押されて、ゴールを決めることができました」と目を潤ませながらも笑顔を見せた。

 ラストゲームでファンへのメッセージを聞かれると、「声が出せない中でもこうやってたくさんの方にスタジアムに来ていただき、僕らを後押しして頂き、本当に力になりました。来シーズンは僕はいませんが、今いる選手たち、特に若い選手たちに、素晴らしい後押しをお願いします。ありがとうございました!」と力を込めた。



 

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