大津 九州対決制し8強 途中出場の高畑また決めた 「途中から入る方が自分に合っている」

2022年01月03日 05:30

サッカー

大津 九州対決制し8強 途中出場の高畑また決めた 「途中から入る方が自分に合っている」
<佐賀東・大津>後半、大津・高畑(左から2人目)はゴールを決め喜ぶ(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【第100回全国高校サッカー選手権 3回戦   大津3-1佐賀東 ( 2022年1月2日    熊谷陸 )】 大津が2戦連続の九州対決を制し08年度以来の8強を決めた。先制点は1メートル91のFW小林俊瑛(2年)。前半28分、相手DFに当たったボールをトラップすると素早く反転して右足を振り抜いた。「GKを見て空いているところに打つだけだった。いい形でゴールが決められたので良かった」。初戦、この試合と3戦2発と活躍するエースの働きに山城朋大監督は「テンポが上がらずもどかしい時間帯が続いたが、小林がうまく先制点を取ってくれたおかげでゲームを動かすことができた」と感謝した。
 後半27分には高畑涼(3年)が2戦連続で途中出場からのゴールを決めた。小林が頭で競り勝ったこぼれ球を右足でダイレクトで押し込んだ。「停滞した時間帯だったので自分が追加点を取ってゲームを動かそうという気持ちでピッチに入った。先発より途中から入って流れを変える方が自分に合っている」と胸を張った。同44分には碇明日麻(1年)も決め突き放した。それでも頂点を狙う“西の横綱”を率いる指揮官は、24本ものシュートを打ちながらも精度を欠き、県大会を通じて初失点を喫した内容に「ベスト8に入れたことだけが今日は良かった」と引き締める。

 1回戦で5点、2回戦で4点。攻撃力は随一だ。次戦はチーム初の4強をかけた前橋育英戦。高畑は「個人の技術が高いチーム。難しいゲームになると思うが自分がチームを救える1点を取りたい」と新たな歴史を刻むゴールを誓った。

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