【第100回全国高校サッカー選手権 準々決勝 東山1ー2青森山田 ( 2022年1月4日 等々力 )】
東山(京都)は関西勢最後の砦(とりで)としてV候補の青森山田を追い詰めたが、涙をのんだ。福重良一監督は「胸を借りるのではなく、本気で勝ちにいく準備していた。選手は良くやってくれた。福重という監督の力不足です」と選手をねぎらった。
昨夏の全国高校総体準々決勝でも対戦した相手。2―5の大敗を喫した一戦の経験を生かし、これまでの4バックから3バックに変更して臨んだ。守備から入る作戦が奏功し、前半16分にDF卯田が先制弾。だが徐々に圧力を受け、PKとセットプレーの流れから逆転を許した。
MF木下が「力強さ、まとまりをもっと身につけていけば全国優勝も狙える」と口にしたように、スタメンの半分以上が2年生。悲願の優勝は後輩たちに託す。