青森山田 逆転で4大会連続ベスト4!“横綱相撲”で3戦11点、7人がゴール決める
2022年01月05日 05:30
サッカー
徹底研究してきた相手にしぶとく勝った。昨夏の全国総体準々決勝で青森山田に2―5で敗れた東山は、3バックへの布陣変更で挑んできた。監督同士は大体大の同期。東山の対策も球際の気迫も昨夏とは違った。「正直、入りで圧倒された」と渡辺星は言う。前半16分に失点。ただ、そこからは青森山田が本領を発揮した。
「焦ることはない」と主将としてチームを落ち着かせたMF松木玖生(くりゅう、3年)が、まずは前半終了間際のPKをGKに反応されながらもねじ込んで同点。後半13分には渡辺星が続いた。過去2試合は無得点。ハーフタイムに指揮官から「今日は絶対にお前に(チャンスが)来るから」と背中を押されていた。言葉通りロングスローのこぼれ球に鋭く反応。右足で今大会初得点を奪った。
ここまでの3試合で11点(うち1点はオウンゴール)、計7人がゴールを奪い、国立行きを決めた。1年時から主力で、歴代11位タイとなる3大会計8得点の松木だけではない。どんな対策を取られても、どこからでも誰もが点が取れる“横綱相撲”で頂点まであと2勝。「選手権に懸ける思いはどこの高校よりも青森山田が一番強い。絶対に優勝します!」。渡辺星は力強く宣言した。