森保JAPAN、ベトナム戦で“五輪組の逆襲” W杯サバイバル 三笘、久保ら5人が“昇格”先発へ

2022年03月29日 05:30

サッカー

森保JAPAN、ベトナム戦で“五輪組の逆襲” W杯サバイバル 三笘、久保ら5人が“昇格”先発へ
円陣で森保監督の話を聞く上田(右)、三笘(右から3人目)らイレブン(撮影・西海 健太郎) Photo By スポニチ
 日本代表は29日、W杯アジア最終予選の最終戦となるベトナム戦に臨む。森保一監督(53)は28日、7大会連続のW杯出場を決めた24日のオーストラリア戦からメンバーの大幅入れ替えを明言。これまで“スーパーサブ”扱いだったMF久保建英(20)やMF三笘薫(24)らの先発が濃厚となった。スタメンの約半数となることが見込まれる昨夏の東京五輪世代が、生き残りへ逆襲を開始する。
 W杯まで8カ月を切った。本番までの試合は数えるほど。森保監督は前日会見で「大幅にメンバーを入れ替えて戦いたい」と明言した。消化試合にはしない。その意図は明確だ。「これまでいろんなアクシデントが起こる中、総力戦で総合力を示しながらW杯の出場権をつかみ取ってきた。そこをチームとして示せるように」と選手層に厚みを持たせる狙いを明かした。

 先発は8人が入れ替わる見込みで、最大2人だった最終予選での東京五輪世代の先発は5人となりそうだ。久保、上田、三笘の3トップ、インサイドハーフの旗手、そして左サイドバック中山。久保以外の4人は最終予選の先発は初めてで、予想される平均年齢は過去9戦で最も若い。

 「切り札」から「主力」へ、がテーマとなる。35歳の長友との途中交代が定番化していた中山は「スタメンを日頃から狙っているのは、前から話している通り」と猛アピールを誓った。また、3トップの久保、上田、三笘の同時先発は五輪世代でも一度もなく、はまればW杯への新オプションとなる。

 実は絶対に負けられない戦いも続いている。4月1日(日本時間2日)のW杯組み合わせ抽選のポット分けは、今月31日発表のFIFAランクによって決まるが、日本にはまだ強豪との対戦を回避できる「ポット2」に入る可能性が残される。「W杯での最終目標に向け、勝利してつなげていきたい」と指揮官。カタールへの再始動の合図は、TOKYO組が鳴らす。

 《予想先発平均、今最終予選最も若い27・2歳》日本の22年W杯アジア最終予選9試合の先発平均年齢は28・7歳。29日のベトナム戦で予想される27・2歳は、今予選で最も若かった昨年9月7日中国戦(ドーハ)の28・2歳から1歳若返る。なお、2次予選を含めると、19年10月15日タジキスタン戦(ドゥシャンベ)の26・6歳が最も若い。

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