モロッコ代表ハリルホジッチ監督に解任の可能性浮上 同国サッカー協会会長が示唆

2022年04月08日 18:00

サッカー

モロッコ代表ハリルホジッチ監督に解任の可能性浮上 同国サッカー協会会長が示唆
元日本代表監督でモロッコ代表のハリルホジッチ監督(AP) Photo By AP
 11月に開幕するW杯カタール大会に出場するモロッコ代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(69)が解任される可能性が浮上した。
 同国協会のレクジャア会長が8日までに「SOCCER212」などの地元メディアで、同国代表をW杯アフリカ予選突破に導いた指揮官に言及。「現時点でバヒドは(協会からの)支持を得ている」としながらも「代表チームとは別の話。代表チームは(W杯に向けた)大きな挑戦に見合う最高の組織が必要で、国民が誇りに思う存在であるべき」と説明。さらに去就について「まだ何も決まっていない。彼は代えのきかないアンタッチャブルな存在とは言えない。時が来れば、決断を下すことになる」と語った。

 現地メディアによると、ハリルホジッチ監督の評価は大きく分かれている。19年8月に就任し、モロッコ代表をW杯カタール本大会出場に導いた手腕は称賛されている一方で、MFツィエク(チェルシー)、DFマズラウィ(アヤックス)ら主力選手と衝突し”追放”するなど強権的なスタイルに対する批判の声も高まっており、同協会会長は「選手が戻れるよう問題解決に動いている」と語った。

 ハリルホジッチ監督は10年W杯南アフリカ大会はコートジボワール代表、14年ブラジル大会はアルジェリア代表、18年ロシア大会は日本代表を指揮して各大陸予選を突破。さらにモロッコ代表と合わせて、史上初めて4大会連続で指揮したチームをW杯本大会出場に導いた。しかし、コートジボワール代表では本大会の約3カ月前、日本代表では同じく約2カ月前に解任された。日本サッカー協会の田嶋会長は解任理由について「選手とのコミュニケーションや信頼関係が薄れていた」と説明していた。

 モロッコはW杯カタール大会1次リーグF組で、クロアチア、ベルギー、カナダと対戦する。

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