川崎F 悲願アジア初制覇へ 三重苦“高温多湿&過密日程&コロナ”打ち勝つ
2022年04月15日 05:30
サッカー
チームは今回、マレーシアへの移動にチャーター機を利用した。定期便はなく、経由では2日を要す可能性もあったため、費用は高いがクラブは許可。タイトルへの本気度の表れだ。現地では体の水分量を測る尿検査や1日3回の体重測定でコンディションを細かく確認。他にも毎日唾液を採取してストレスを感じたときに上昇する「アミラーゼ」という物質の数値を測り、メンタル面の不調にも気づきやすくする。
マレーシア入り直前までも、8日間で3試合を戦う過密日程だった。チャーター機利用で移動の疲労は最低限に抑えられ、4日間で暑熱順化と戦術の再確認に励むことができた。谷口は「自分たちがACLでどう戦いたいのかをみんなで合わせていくような厳しいトレーニングもできている」と説明。指揮官が「クラブの悲願」と話すアジアの頂点を目指す準備は整った。