鳥栖が3年ぶりにG大阪撃破 決勝ゴールの黄錫鎬「賢太郎さんのボールが素晴らしかった」

2022年05月30日 05:30

サッカー

鳥栖が3年ぶりにG大阪撃破 決勝ゴールの黄錫鎬「賢太郎さんのボールが素晴らしかった」
決勝点を決め喜ぶ鳥栖・黄(左から2人目)と抱き合うDF田代 Photo By スポニチ
 【明治安田生命J1・第16節   鳥栖2-1G大阪 ( 2022年5月29日    駅スタ )】 ホームで鳥栖が2―1で勝利を収め、G大阪から2019年5月以来、3年ぶりの白星を挙げた。MF堀米勇輝(29)のゴールで先制。後半13分に追い付かれたが同43分にDF黄錫鎬(ファンソッコ)(32)が勝ち越しの今季初ゴールを決めた。
 終盤に飛び出した黄錫鎬の劇的な勝ち越しヘッドでリーグ戦4試合ぶりの勝利を飾った。1―1で迎えた後半43分、セットプレーのチャンス。キッカーは直前に投入された森谷。浮かせたボールがゴール前に供給されると、完璧に合わせた。「(森谷)賢太郎さんのボールが素晴らしかった」とアシストに感謝。「頭にヒットしても枠にいかないこともあるけど、今日は決められた」と決勝ゴールに胸を張った。

 前半19分に堀米のゴールで先制。左サイドを走り込んで完璧なパスを送った飯野は「素晴らしかった」と照れ笑いで自らのアシストを自画自賛した。「ゴール前に人数をかけた。チームとしてとても良い得点だった」と納得の表情を浮かべた。
 後半13分に同点に追いつかれたが、終盤に再度突き放す強さを見せた。昨年も2敗したG大阪から2019年5月11日以来、3年ぶりのリーグ戦勝利。最高のムードの中、リーグ戦は3週間の中断に入る。

 躍進した昨季から選手の大幅な入れ替えや監督の交代もあり開幕前は苦戦が予想されながらも、約半分の16試合を消化し現在8位。川崎F、鹿島と引き分けるなど上位とも互角に渡りあっている。最後尾からチームを支えるGK朴一圭(パクイルギュ)は「思っていた以上にやれた。これだけ入れ替わった中で上出来」と手応え。黄錫鎬も「成長段階のチーム。チャンスをもらった選手が結果を出しているし、これからもっと風が吹くことを感じている」と話した。後半戦の躍進を予感させる勝利だった。 (村田 有子)

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