鹿島・綺世 3年連続2桁得点!チーム4人目&日本人26年ぶり

2022年05月30日 05:30

サッカー

鹿島・綺世 3年連続2桁得点!チーム4人目&日本人26年ぶり
<FC東京・鹿島>後半、ゴールを決める上田(左)(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【明治安田生命J1第16節最終日   鹿島1-3FC東京 ( 2022年5月29日    味スタ )】 明治安田生命J1リーグは各地で7試合が行われ、前節まで首位の鹿島は敵地でFC東京に1―3で敗れ、2位に転落した。日本代表FW上田綺世(23)は0―3で迎えた後半9分に今季10点目を挙げ、3年連続2桁得点を達成。鹿島の日本人選手としては94~96年の長谷川祥之以来26年ぶり、クラブ史上4人目の快挙となった。3位の横浜が磐田に2―0で快勝し、勝ち点31として首位に浮上した。
 23歳の若きエースがチームの歴史に偉大な記録を書き加えた。鹿島で3年連続2桁得点を挙げたのは黒崎久志、長谷川祥之、マルキーニョスといったそうそうたるアタッカー陣。そのレジェンドたちに名を連ねた上田だが敗戦に表情は硬めだった。「あくまで勝つために点を取りにいっている。シーズン通して何点、何年連続というのは考えていない」と淡々と語った。

 試合には完敗したが、2万8000人を超える観客に日本代表FWとして見せ場はつくった。後半9分、左サイドからのクロスを味方がスルーしたボールにペナルティーエリア中央で反応。相手GKの手をかすめてゴール左隅に流し込み、一矢報いた。「今日は3失点した以上、4得点しなきゃいけない試合だった。じゃないと勝てない」と得点ランクで2位に2差をつけるゴールにも悔しさをにじませた。

 この日のFC東京戦後からリーグは2週間の中断期間に入るが、上田にとっては日本代表としてW杯出場も見据えた勝負の2週間を迎える。国際親善試合の4試合でこの日の鬱憤(うっぷん)を晴らす気迫は十分。不在の大迫勇也(神戸)に代わる代表の1トップを狙う上田は「自分の特長を体現できるように頑張りたい」と意識は日の丸のユニホームに切り替わっていた。(河西 崇)

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