DF吉田麻也「本大会を見据えて現実的なサッカーをしないといけない」NGポイントは早々の失点

2022年06月05日 18:20

サッカー

DF吉田麻也「本大会を見据えて現実的なサッカーをしないといけない」NGポイントは早々の失点
<サッカー 日本代表練習>ボール回しに汗を流す吉田(右)(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 あす6日の親善試合ブラジル戦(国立)に臨む日本代表は5日、国立競技場で最終調整をした。17年以来となる王国との対戦。過去3度の対戦経験がある主将のDF吉田麻也(33)は“NG”ポイントとして試合早々の失点を掲げた。
 「試合を3回やって、全て3点以上取られている。特に早い段階に失点して、前半で決着している」

 自身初対戦となった12年は前半25分までに2失点して0―4。0―3で敗れたコンフェデ杯で対戦した13年には前半3分でネイマールに先制点を与えた。そして17年は自らのファウルでPKを与えてしまい、前半10分でビハインドの展開。1―3の黒星を喫した。過去10年間のブラジル戦4試合で前半を無失点に凌いだ試合はゼロで、ネイマールには8得点を許している。

 「今までやってきたことをベースにするけど、よりシンプルにプレーして、より正確性も高めないといけない。大事なのは、こういうチームに0―0をどれだけ長くするか。0―1になっても粘り強く踏ん張って、何とか1点をもぎ取って勝ち点1を取る。本大会を見据えて現実的なサッカーをしないといけない。ネイマールは要注意人物だけど、どの選手も危ない」

 ただゴール前を固めても無失点に抑えられる相手ではないことは理解している。全体をコンパクトに保つのは当然だが、前線から積極的にプレスを掛ける時と自陣でブロックを敷く時のバランスがキーポイントになる。「力差は確実にある。それをハードワークで、どれだけ補えるか」と麻也。そして奪ったボールは、相手プレスをかいくぐりながら少ないタッチ数で前線に供給。「自分たちのストロングポイントであるサイドアタッカーの能力を活かせるように」とイメージした。

 W杯カタール大会ではドイツ、スペインの強豪と対戦。守備の時間が長くなり、わずかなチャンスを狙う戦いを想定する。ブラジル戦は本番へ向けた、最高のシミュレーションになる。

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