長友を右SBでも輝かせた!伊東との“化学反応” ブラジル戦で躍動35歳
2022年06月08日 05:30
サッカー
前半35分、右タッチライン際にいた伊東の内側を駆け上がり、パスを受けてクロスを上げた。後半13分には伊東とのワンツーで抜け出し、ゴール前に低いクロスを入れた。得点には結びつかなかったが、ブラジル守備陣に冷や汗をかかせた。
主戦場としてきた左サイドバックでは南野と同サイドになることが多かった。南野は中央に切れ込むプレーが得意なため、長友はライン沿いにオーバーラップして攻撃に絡んだ。
一方、伊東はサイドに陣取りドリブルで仕掛けるタイプ。ライン際からスタートする長友にとっては距離が近く数的優位をつくりやすい。ブラジル戦の長友と伊東のパス交換(成功のみ)は計14本で左サイドの計9本(中山→南野4本、南野→中山5本)を大きく上回った。特に長友→伊東は10本でチーム最多タイ。データも相性の良さを証明している。
また伊東がサイドにいると中央寄りにスペースができるから、内側を追い越すインナーラップで局面を打開することもできる。アジアの強豪と対戦した1月27日の中国戦、2月1日のサウジアラビア戦、3月24日のオーストラリア戦では一度もなかったインナーラップがブラジル戦では2度。前半35分もその形で築いた好機だった。
試合後、長友は「右も左もできると自信を持っていた。まだまだ自分はやれると感じさせてくれる試合だった」と胸を張った。右サイドバックにも酒井、山根らライバルがおりW杯メンバー入りに向けて安心できる状況ではない。それでも王国相手につかんだ手応えは小さくないはずだ。(データ提供・データスタジアム)
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