福岡・長谷部監督「鹿島さんに劣っていなかった」 大声援のサポーターに感謝、2戦合計で鹿島撃破

2022年06月12日 06:00

サッカー

福岡・長谷部監督「鹿島さんに劣っていなかった」 大声援のサポーターに感謝、2戦合計で鹿島撃破
<ルヴァン杯 鹿島・福岡>声を出して応援する福岡サポーター(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【ルヴァン杯プレーオフ第2戦   福岡1-2鹿島 ( 2022年6月11日    カシマ )】 福岡は敵地で鹿島に1―2で敗れたが、2戦合計スコアで並び、アウェーゴールの差で6年ぶりの8強入り。前半アディショナルタイムにFW山岸祐也(28)が貴重なゴールを決めた。準々決勝の第1戦は8月3日、第2戦は同10日に行われる。
 アウェーで6年ぶりのベスト8を決めた。2年ぶりの声出し応援が一部解禁された一戦。数では劣っても、敵地まで駆けつけ声をからし続けた福岡サポーターの歓喜がこだました。「サポーターの声援のおかげ。鹿島さんに劣っていなかった。そのおかげで選手たちがよく走ってくれた」。長谷部監督は深く感謝した。

 試合には1―2で敗れた。ただ初戦のホーム戦を1―0で勝っており、総得点は2―2の引き分けも、この日決めたアウェーゴールで勝ち上がりが決定。指揮官は「今日の試合だけで言えば負けたので喜ぶことではないが、勝ち抜けは事実」と総括した。

 アドバンテージを持って臨んだ試合だったが前半だけで2失点。このままでは敗退という苦しい展開の中、初戦で決勝点を決めた山岸が、大仕事を果たした。前半アディショナルタイムの50分、ゴール前に走り込んでいた前嶋からの折り返しのパスを落ち着いて決めた。2戦連続弾は勝ち上がりを決定付ける貴重なアウェーゴールとなった。「フアンマ(デルガド)が粘って(前嶋)洋太がDF2人を引きつけてくれて決められた」と笑顔。「アップからサポーターの声出しが凄く聞こえた」と2020年10月の移籍後初めて聞く福岡サポーターの応援を喜んだ。

 完璧にアシストした前嶋は「落ち着いて周りが見えていた」と納得の表情を浮かべ「よく決めてくれた」と称えた。次は目標のクラブ初「ベスト4以上」を実現する。

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