磐田がベスト16進出 突発性難聴診断の大津へ届けた勝利

2022年06月22日 21:48

サッカー

磐田がベスト16進出 突発性難聴診断の大津へ届けた勝利
大津を鼓舞する横断幕がゴール裏に掲げられた Photo By スポニチ
 【天皇杯3回戦   磐田1─0湘南 ( 2022年6月22日    レモンS )】 磐田は湘南を1―0で下し、2大会連続のベスト16進出を決めた。前半5分、MFドゥドゥのスルーパスに抜け出したMF黒川淳史が体勢を崩しながら左足で押し込み先制に成功。後半は守勢に回ったが、この1点を守り切った。
 病気療養のために一時的にチームを離れた仲間に勝利を届ける必要があった。21日にFW大津祐樹が突発性難聴と診断されたことがクラブから発表された。大津も同日に自身のインスタグラムを更新し、「8日間入院して初期治療を終えました。左耳からの音はほぼ聞こえない状態です」と現状を報告。その上で「少しでも早くピッチに戻れるように頑張ります」と決意をつづっていた。

 この日、ビジターに割り当てられたゴール裏には「俺たちは大津祐樹を待っている」と書かれた横断幕が掲げられた。試合後には選手が横断幕の前で大津の「11番」のユニホームとともに写真撮影。FW金子翔太は「祐樹くんは若手とベテランをつなぐ役割をしてくれる。天皇杯は次戦以降も勝ち続けて、ケガをしている選手が試合に出られる可能性を広げたい」と話し、早期回復と復帰を願った。

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