【Jトピ~データで読み解く】堅守支える湘南・田中の奪取力 リーグ再開後3戦連続完封に貢献
2022年07月06日 06:05
サッカー
この試合で田中の走行距離はチーム最長の10・866キロ。攻守でピッチを駆け回った。後半14分、右ウイング石原の攻撃参加で空いた湘南右サイドを素早くカバー。カウンターを狙った名古屋MF相馬に肩をぶつけ、ボールを確保した。攻撃でもチーム最多のラストパス3本。同アディショナルタイムにはルーズボールを奪い、巧みなターンで相手をかわしFWタリクとワンツーパス。FW瀬川にラストパスを送り勝ち越し機を演出した。
タックル同様、こぼれ球奪取も得意としている。今季55回はC大阪DF西尾らを抑えパリ五輪世代最多で、1試合10回以上を2度マークしているのは全選手でも田中だけ。19歳の若さで、ボールのこぼれる場所を予測する能力を備えている。
下部組織出身で、20年は2種登録で17試合に出場。トップ昇格した昨季は3バック左やボランチとして36試合と出番を増やした。年代別日本代表でも常に主力。リーグ戦で脳振とうの疑いで交代した影響もあり6月のU―23アジア杯メンバーからは外れたものの、24年パリ五輪代表の有力候補に違いはない。
6日のホームG大阪戦も無失点なら4試合連続となり、15年のチームJ1記録に並ぶ。田中を中心に堅守を確立できれば、今季こそ残留争いからの脱却も見えてくる。(データ提供・データスタジアム)
おすすめテーマ
2022年07月06日のニュース
特集
サッカーのランキング
-
日本代表の森保監督が8月から欧州視察へ 約1カ月滞在
-
本田圭佑 声出し応援、浦和サポに「気持ち分かる。けどバランスが大事よ」政府には「ルール変えて。遅い」
-
【Jトピ~データで読み解く】堅守支える湘南・田中の奪取力 リーグ再開後3戦連続完封に貢献
-
麻也 シャルケ電撃加入!W杯初戦で激突ドイツを学ぶ “親友”ウッチー在籍時に観戦した縁も
-
堂安 フライブルクに移籍 “エース待遇”で2年ぶり独挑戦、移籍金はクラブ歴代2位の12億円
-
E―1香港代表候補・中村祐人、35歳 19日開幕戦で森保ジャパンと夢の激突
-
浦和「声出し応援」罰金最大2000万円も 今後再発で無観客、勝ち点剥奪検討
-
Cロナ バルサ移籍急浮上、スペイン紙報道 チェルシーなども候補