福岡 九州ダービー制して10年以来の8強 先制弾の渡「足を振り抜くだけだった」
2022年07月14日 06:00
サッカー
FW渡の先制ゴールは、前半11分に鮮やかなワンツーから生まれた。渡からのパスを受けた北島が中央へと折り返し、渡が倒れながら右足で合わせて「いい形だった。足を振り抜くだけだった」と喜んだ。スコア上は完勝だったが、「数字ほどの力の差はない。うちも必死だし、その必死さが勝った」と振り返った。
相手の攻撃に苦しみ危ない場面もあったがJ1最少失点の堅守で冷静に対処した。耐える展開の中、後半38分に古巣との対戦となったFWフアンマ・デルガドが追加点。「苦しい時間帯に得点までつなげられて良かった。勝利に貢献できてうれしい」と胸を張った。
ジョン・マリの加入で前線の競争は激化しているが、この日はFWの2人が結果を出した。渡は「誰も手を抜いてないし、雰囲気もいい。数字と結果を残していくのみ」と競争を勝ち抜いていくと誓った。
チームは公式戦3連勝と上昇気流に乗ってきた。クラブ史を塗り替える目標のベスト4へ突き進む。(村田 有子)