スペイン 20歳新星が1位突破アシスト、代表2戦目ウィリアムス 決勝点お膳立て
2022年09月29日 04:30
サッカー
「この試合に出場できて光栄。モラタがフリーでゴール前にいるのを見てボールを彼に渡しただけだよ」と控えめに振り返った20歳だが、後半28分からピッチに入ると、プレーで存在を主張した。左ウイングでボールを求め、積極的な仕掛けからシュートを放った。
攻撃を活性化させる活躍にルイスエンリケ監督は「後半途中からニコやペドリ、ガビを出場させたことが効いた」と満足げ。決定力不足が指摘されるモラタは完璧なお膳立てに「蹴るだけだった。重要な役割を果たしてくれたよ」と感謝した。
「W杯は監督が決めること」と冷静に話した新星だが、高い身体能力で急成長。メンバー入りも夢ではない。
◇ニコ・ウィリアムス 2002年7月12日生まれ、スペイン・パンプローナ出身の20歳。21年4月にビルバオでデビュー。同僚FWの兄イニャキはスペイン代表で16年に親善試合でデビューも、その後は招集がなく今回のW杯に向けて両親の祖国ガーナに代表を変更した。1メートル81、67キロ。