スペイン 20歳新星が1位突破アシスト、代表2戦目ウィリアムス 決勝点お膳立て

2022年09月29日 04:30

サッカー

スペイン 20歳新星が1位突破アシスト、代表2戦目ウィリアムス 決勝点お膳立て
<ポルトガル・スペイン>ゴールを決め、ウィリアムス(右から2人目)らに祝福されるスペインのモラタ(右)(ロイター)
 【欧州ネーションズリーグ リーグA・2組   スペイン1-0ポルトガル ( 2022年9月27日 )】 欧州ネーションズリーグの1次リーグ最終戦が27日に行われ、最上位リーグAの2組でスペインがポルトガルに1―0で競り勝って首位に浮上し、準決勝進出を決めた。FWニコ・ウィリアムス(20=ビルバオ)が決勝アシストを記録。日本と対戦するW杯メンバー入りをアピールした。
 代表2戦目のウィリアムスが大仕事をやってのけた。1位突破には勝つしかない状況で0―0の後半43分、DFの背後を取って右クロスを頭で折り返し、モラタの決勝点をアシスト。公式戦では1934年のW杯予選を最後に敵地で勝利がなかったポルトガルを破り、4強切符に加えてW杯に弾みをつける勝利をもたらした。

 「この試合に出場できて光栄。モラタがフリーでゴール前にいるのを見てボールを彼に渡しただけだよ」と控えめに振り返った20歳だが、後半28分からピッチに入ると、プレーで存在を主張した。左ウイングでボールを求め、積極的な仕掛けからシュートを放った。

 攻撃を活性化させる活躍にルイスエンリケ監督は「後半途中からニコやペドリ、ガビを出場させたことが効いた」と満足げ。決定力不足が指摘されるモラタは完璧なお膳立てに「蹴るだけだった。重要な役割を果たしてくれたよ」と感謝した。

 「W杯は監督が決めること」と冷静に話した新星だが、高い身体能力で急成長。メンバー入りも夢ではない。

 ◇ニコ・ウィリアムス 2002年7月12日生まれ、スペイン・パンプローナ出身の20歳。21年4月にビルバオでデビュー。同僚FWの兄イニャキはスペイン代表で16年に親善試合でデビューも、その後は招集がなく今回のW杯に向けて両親の祖国ガーナに代表を変更した。1メートル81、67キロ。

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