J2長崎　昇格プレーオフ進出が消滅…目標の今季J1昇格の道絶たれる　山口に0―1

2022年10月15日 16:40

サッカー

【明治安田生命J2第41節長崎0―1山口（ 2022年10月15日トランスコスモス）】 J2長崎がホーム最終戦で山口に完封負けを喫し4連敗。6位以内に与えられる昇格プレーオフ進出が消滅し、目標に掲げていた「J1昇格」を今季も果たせなかった。

　試合後に行われたセレモニーでは急きょ、高田旭人会長があいさつに立ち、今季途中から就任したブラジル人指揮官、ファビオ・カリーレ監督（49）に今後もチームを委ねることを宣言した。
　
　「強化はやはり難しい。我々はGMをずっと探していまがなかなかいない。信頼できる監督に全権を委ねて全力でサポートするのが経営の責任。松田監督を途中で解任するというタイミングでは本当に悩んだ。ただ私は今でもこのカリーレ監督に長崎の未来を委ねるべきだと思っている」。松田浩前監督の後任として6月から指揮を執ったカリーレ監督への信頼を口にした。

　「この結果をみてこの言葉にどれだけ信憑性があるか分からないが人間的な魅力、サッカーへの思いであったり素晴らしい」と指揮官を評価。尊敬する理由として「選手に対して愛情がありながらも厳しい。ストイックに人生をかけて戦えない選手に対しては厳しい」と話し来季に向けての決意も述べた。
　「カリーレ監督を全面に支えて監督の目指すサッカーに人生をかけて長崎のために頑張れる選手と共に来年必ずJ1に上がれるチームを作りたい」。

　2024年秋には長崎スタジアムシティプロジェクトの開業が予定されている。「必ずこの長崎の地でJ1に上がりJ1で優勝し、アジアチャンピオンも獲る。そういうチームを逃げずにやりきりたい」。改めて強いチーム作りに挑戦していくことを宣言した。