川崎F　3連覇ならず…鬼木体制初の無冠　日本代表DF谷口は鼻骨骨折の可能性

2022年11月06日 04:38

サッカー

川崎F　3連覇ならず…鬼木体制初の無冠　日本代表DF谷口は鼻骨骨折の可能性 — ＜FC東京・川崎F＞前半、コーナーキックに合わせてヘディングする川崎F・谷口（撮影・沢田　明徳） Photo By スポニチ

【明治安田生命J1最終節川崎F3－2FC東京（ 2022年11月5日味スタ）】 19年に続いてまた、川崎Fの3連覇の夢が散った。前半29分にGK鄭成龍（チョンソンリョン）が一発退場。10人になってから2度追いつかれながらも執念で勝ち越した。それでも勝ち点2の差は縮まらず。MF橘田の目は赤く腫れ、MF脇坂はおえつ。36歳で得点ランク3位タイの12得点を挙げたFW家長の瞳も潤んだ。17年以降の鬼木監督体制では、カップ戦も含めて初めての無冠となった。

　今季はケガ人が相次ぎ、名古屋戦の延期など新型コロナ“余波”にも振り回された。三笘、田中、旗手の穴を埋める突き抜けた若手の台頭は乏しく、日本代表DF谷口は「スタメンの平均年齢が高い。若い選手がもっともっと戦える選手になって絡んでこないとダメ」と指摘。自身は鼻を負傷しながらフル出場し、「痛みもあるので検査してみないと。（骨折の）可能性もある」と明かした。

　《鬼木監督来季続投》鬼木監督の来季続投が決定的となっていることが分かった。7季目となる来季は5度目のリーグ制覇などカップ戦も含めたタイトル奪還を目指し指揮を執る。会見では「今日のようなゲームを選手に見せられるとやっぱり感動した。最後の最後だけではなく、今日のようなゲームをベースに常にやれるチームにしていけたら」と決意を語った。また、今季で契約が切れるDFジェジエウの契約延長に向け話が進んでおり、今季在籍した外国籍選手6人全員が来季も残留することが決定的であることも分かった。