【森保Jの26人】吉田麻也 欧州で磨いた“トップの資質”
2022年11月06日 04:31
サッカー
当時のサンプドリアは20チーム中16位と低迷。「サンプドリアは若いチーム。クラブはリーダーを切望していた」(パニック氏)。オファーが届いたのは1月31日。リバプールとのアウェー戦のために遠征バスに乗っていた吉田は「行きたい」と即答した。契約成立へ残された時間は少なかったが、電話越しに「高速道路だけどバスを止めなきゃね」と冗談まで口にした。そんな姿に、パニック氏はトップの資質を再発見した。そしてサンプドリアを残留に導いた。今年7月に加入したシャルケ(ドイツ)でもキャプテンマークを巻いている。
森保ジャパンではユーモアでチームを和ませつつ、矢面に立って誰よりも戦う姿勢を示し続けた。自身3度目のW杯。集大成の場で、キャリアの全てをぶつける。
◇吉田 麻也(よしだ・まや)1988年(昭63)8月24日生まれ、長崎市出身の34歳。名古屋アカデミーを経て07年にトップ昇格。VVVフェンロ(オランダ)へ移籍した10年1月以降は欧州でプレーを続け、今夏サンプドリア(セリエA)からシャルケ(ドイツ)へ入団。国際Aマッチ通算121試合出場12得点。1メートル89、87キロ。利き足は右。
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