城彰二氏 98年W杯後の“水かけ事件”に「あれは半分カズさんのせいですからね」

2022年11月26日 16:58

サッカー

城彰二氏 98年W杯後の“水かけ事件”に「あれは半分カズさんのせいですからね」
城彰二氏 Photo By スポニチ
 サッカーの元日本代表FWで、スポニチ本紙評論家の城彰二氏(47)が26日に放送されたテレビ朝日「中居正広のキャスターな会」(土曜正午)にゲスト出演。日本がFIFAワールドカップ(W杯)に初出場した1998年フランス大会の舞台裏を明かす場面があった。
 城氏はサッカー通で知られるお笑いタレントの土田晃之(50)を“相棒”に、現在開催されているW杯カタール大会を解説。その中で自身が出場した24年前のフランス大会についても語った。当時、日本代表の中心選手だったFW三浦知良(55=JFL鈴鹿)がW杯本番前の直前合宿中にメンバーを外れて落選。岡田武史監督の「外れるのはカズ、三浦カズ…」という言葉や、金髪に染めて日本に帰国したカズが成田空港で放った「日本代表としての誇り、魂みたいなものは向こうに置いてきた」という名台詞は現在も語り草となっている。

 当時について聞かれた城氏は「カズさんは、実は、あの時報道(されて)なかったんですけどもケガをちょっとしていまして。パフォーマンス(最高)を100%とすると50%ぐらいしか力を発揮できていなかったんですね。それでも使い続けてはいたんですけども、岡田さんが合宿をしている間になかなかいい傾向にいかないから思い切ってもうカズは落選させよう、ということで」と説明した上で「僕が一番驚きましたしね。(カズ落選は)ちょっとないんじゃないかなって僕、岡田さんにも言ったんですけども」と当時23歳だった城氏が岡田監督にクレームを付けていたことも明かした。だが、岡田監督は「いや、パフォーマンスが良くないから外す」と毅然と回答。「“個人よりもチームだ”と。だからそういった決断をした、と言ってましたね」と振り返った。

 W杯本番では城氏がエースストライカーとして試合に出場。だが、日本代表は3戦全敗に終わり、チームが帰国した成田空港では城氏を“戦犯扱い”したファンから水をかけられるというあってはならない事件も発生した。「(カズの役目を)継いで、それで結果を残せなくて」と城氏。しんみりしそうな流れとなったが「あれは半分カズさんのせいですからね」とジョークまじりに笑顔で“水かけ事件”を回想するさすがのトーク力を披露し、スタジオを爆笑に巻き込んでいた。

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