中田浩二氏 最後のW杯に懸けるメッシらしさが表れたゴールだった

2022年12月05日 05:05

サッカー

中田浩二氏 最後のW杯に懸けるメッシらしさが表れたゴールだった
<アルゼンチン・オーストラリア>オーストラリアに勝利し喜ぶメッシ(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会決勝トーナメント1回戦   アルゼンチン2ー1オーストラリア ( 2022年12月3日    アハマド・ビン・アリ競技場 )】 【中田浩二 視点】アルゼンチンがいい勝ち方をした。序盤はオーストラリアにブロックをつくってがっちりと守られたが、前半35分にメッシが決めて流れが変わった。右サイドのFKの流れから個人でこじ開けた形だが、一人でチャンスをつくり、得点にするところはさすがだ。
 序盤はなかなかスペースがなく、チャンスをつくれなかったが、後半相手も前に出てきたことでスペースが生まれ、メッシらしいプレーができるようになった。メキシコ戦でもそうだが、ここ一番で決めてチームに勝利をもたらしている。この大会に懸けるメッシの思いが表れていた。

 2点目はいい守備がゴールに結びついた。MFデパウルが長い距離を走って2度追いし、GKのミスを誘い、FWアルバレスがプレスバックしてボールを奪って決めた。アルゼンチンはチーム全体でハードワークし、献身的なプレーをする。それがゴールに結びついたものだ。次はオランダだが、アルゼンチンの攻撃力がオランダの守りをどうこじ開けるか注目したい。(元日本代表DF)

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