磐田新監督に横内昭展氏が就任へ 日本代表・森保監督“参謀役” GKコーチには川口能活氏に

2022年12月23日 04:45

サッカー

磐田新監督に横内昭展氏が就任へ 日本代表・森保監督“参謀役” GKコーチには川口能活氏に
U-23でともに戦った(左から)森保監督、横内新監督、川口GKコーチ
 来季J2に降格する磐田の新監督に、W杯カタール大会で16強の日本代表のコーチを務めた横内昭展氏(55)が就任することが22日までに分かった。近日中に正式発表される。また、三浦文丈氏(52)がヘッドコーチ、川口能活氏(47)がGKコーチに就任することも判明。今季はJ1最下位に終わり1年での降格という憂き目に遭った磐田だが、新たな体制の下でJ1復帰を目指していく。
 1年でのJ1復帰を目指す磐田が、日本中を熱狂させた森保ジャパンの“参謀役”に白羽の矢を立てた。複数の関係者によると、日本代表でコーチを務めた横内氏が新監督に就任することが決定。Jクラブでの指導歴は少ないが、磐田フロントは、横内氏の攻撃的な戦術立案能力や若手育成の手腕を高く評価しているという。

 福岡県出身の横内氏は97年から指導者のキャリアをスタートさせ、広島のアカデミーやトップチームのコーチを歴任。18年からは広島時代からの同僚でもある森保一監督の下で、日本代表とU―21日本代表の兼任コーチに就任した。A代表とU―21日本代表の活動期間が重なる際は五輪世代を指揮し、19年トゥーロン国際大会ではチームを準優勝に導いた。

 横内新監督を支えるコーチングスタッフの陣容も見えてきた。ヘッドコーチにはクラブOBで新潟、相模原の監督を歴任した三浦氏が就任する見通し。さらに、日本代表などで活躍し、引退後は年代別日本代表のGKコーチを務めた川口氏が、GKコーチとして9年ぶりに古巣復帰を果たすことが明らかとなった。

 磐田は外国人選手の契約問題を巡って国際サッカー連盟(FIFA)から新規選手の補強禁止などの処分を下された。処分を不服として現在はスポーツ仲介裁判所(CAS)に上訴中で、年内にも裁定が出る見通し。裁定結果次第では難しいかじ取りを強いられることになるが、古豪復権を託された新指揮官の手腕に注目が集まる。

 ◇横内 昭展(よこうち・あきのぶ)1967年(昭42)11月30日生まれ、福岡県北九州市出身の55歳。東海大五(現東海大福岡)から86年にマツダ(現J1広島)に入団。95年の現役引退後、97年に広島ジュニアユースコーチに就任し、指導者としてのキャリアをスタート。02年にU―17とU―21日本代表コーチ。03年から17年までは広島トップチームのコーチを務め、18年に日本代表およびU―21代表コーチに就任。家族は夫人と2女。

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