槙野智章 真摯で緻密な姿勢物語る「監督ノート」
2022年12月25日 04:45
サッカー
そんな槙野の弱気を感じたのは1度だけだ。昨年11月中旬の電話。「契約満了になりました」。初めて聞く沈んだ声に、返す言葉がなかった。浦和以外で戦う姿を想像できないと本気で引退も考え、毎日泣いていた。10年間、浦和のため、声帯ポリープができるまで声を出し、虫垂炎を隠して試合に出たことも。熱い男だった。
あれから1年。W杯の解説ぶりもさすがだったが、やっぱり戦う姿が一番。知ってますよ。指導を受けた歴代監督の練習法から発言まで「監督ノート」にメモしていることを。まずはお疲れさまでした。でも待ってます。再び埼スタに立つ姿を。お祭り男、フォーエバー!(東京本社元サッカー担当・牧野 真治)