川崎F 10人からの大逆転劇で今季初白星 決勝弾の家長「相手が一番嫌なことを考えた」

2023年02月25日 19:07

サッカー

川崎F 10人からの大逆転劇で今季初白星 決勝弾の家長「相手が一番嫌なことを考えた」
<鹿島・川崎F>後半アディショナルタイム、PKを決め笑顔の家長(右から4人目)ら川崎Fイレブン(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【明治安田生命J1第2節   川崎F2ー1鹿島 ( 2023年2月25日    カシマ )】 明治安田生命J1第2節は25日、各地で6試合が行われ、2年ぶり王座奪回を目指す川崎Fは敵地・鹿島戦に2―1と劇的な逆転勝ち。MF家長昭博(36)が1得点1アシストと活躍し、今季初白星に貢献。00年以来23年ぶりのJ1開幕2連敗という“屈辱”を土壇場で回避した。
 試合は前半5分、FW知念に先制ゴールを許すと後半38分にはMF山村がVAR判定により“決定機”を阻止したと判断され一発退場。1点を追いかける展開で1人少ない状況になってしまった。

 それでも後半44分、左CKのこぼれ球をDF大南が頭で折り返し、MF家長がダイレクトで左足のバイシクルキックを披露。このシュート気味のボールを途中出場のFW山田新が押し込み劇的な同点ゴールが生まれた。

 10人ながらも勢いに乗る川崎Fは後半アディショナルタイム、相手ゴール前の猛攻からMF橋田のシュートがゴールカバーに入った荒木に防がれるも、主審はハンドがあったとしてPKを指示。VAR判定の結果、判定そのまま逆転のチャンスを得た。

 この大事な場面でキッカーになった家長のシュートは勢いなく転がり相手GKに難なく防がれ、痛恨の失敗かと思われたが、ここで3度目のVAR介入。鹿島守備陣がペナルティエリア内に早く侵入していたとして蹴り直しが決まった。

 蹴り直しとなった家長は、今度はフワリと浮かせたシュートをゴール真ん中へ蹴りこみ逆転に成功。終盤での大逆転劇で今季初白星を手にした。

 家長は試合後、決勝ゴールとなったPKについて「相手が一番嫌なことを考えたら、やっぱりあそこ(真ん中)だったのでそうしました」とコメント。大事な場面でのPKで緊張はなかったのか?との質問には「いやいや、本当にあのゴールが入るか入らないかでチームの今後が変わってくるのが分かってましたからね。それを踏まえて蹴ることが大事なのかなと…」と“重圧”の中で決めた得点を喜んだ。

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