川崎F 昇格組の新潟に9季ぶり黒星 試合後に鬼木監督が活「どれだけの人間が走りきったのか」
2023年03月11日 20:34
サッカー
さらに、山村も負傷により前半のみで交代。最終ラインのケガ人は登里享平(32)、ジェジエウ(29)、車屋紳太郎(30)に続いて4人目となり、ピッチに立てるDF全員で4バックから3バックに布陣変更しながら戦い抜いたが、最後までゴールは遠かった。
試合を終えたイレブンに、鬼木達監督(48)が問いかけた。「どれだけの人間が走りきったのか。戦ったのか。前へのエネルギーを持てたのか」――。戦術の前に足りなかった執念。指揮官は「自分たちのアグレッシブさを見せられずに終わったゲーム」と総括した。開幕から4試合を終え、いまだ1勝。タイトルを目指す常勝軍団が、暫定ながら似つかわしくない10位に沈む。
DF佐々木旭(23)はチームとして気迫を出せなかった理由について「ボールを大事にし、タイミングをうかがいながらやっていると感じた。持ったら仕掛ける、シュートを打つ、という怖いプレーを出せれば良かった」と指摘。「自分たちのサッカーうんぬんより、走ったり戦ったりを全員、1回見つめ直してやっていく必要がある」と受け止めた。