川崎F 昇格組の新潟に9季ぶり黒星 試合後に鬼木監督が活「どれだけの人間が走りきったのか」

2023年03月11日 20:34

サッカー

川崎F 昇格組の新潟に9季ぶり黒星 試合後に鬼木監督が活「どれだけの人間が走りきったのか」
<新潟・川崎F>前半、新潟・伊藤(左から2人目)にゴールを決められガックリの山村(右)ら川崎Fイレブン(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【明治安田生命J1第4節   新潟1―0川崎F ( 2023年3月11日    デンカS )】 明治安田生命J1リーグは2試合が行われ、川崎Fは敵地で新潟に0―1で敗戦した。今季6季ぶりJ1の新潟相手に敗れるのは、14年10月以来、9年ぶり。MF大島僚太(30)とDF山村和也(33)が負傷交代するというアクシデントにも見舞われ、公式戦3試合勝ちなしとなった。
 前半途中までは厚みのある攻撃で一方的に押し込んだ。だが19分に大島が負傷交代すると、直後にDF山根視来(29)が珍しく自陣でボールを奪われたところから失点。山根は「選手交代した後すぐのプレーでああいう取られ方をしてしまったので、判断が悪かった」と悔やんだ。

 さらに、山村も負傷により前半のみで交代。最終ラインのケガ人は登里享平(32)、ジェジエウ(29)、車屋紳太郎(30)に続いて4人目となり、ピッチに立てるDF全員で4バックから3バックに布陣変更しながら戦い抜いたが、最後までゴールは遠かった。

 試合を終えたイレブンに、鬼木達監督(48)が問いかけた。「どれだけの人間が走りきったのか。戦ったのか。前へのエネルギーを持てたのか」――。戦術の前に足りなかった執念。指揮官は「自分たちのアグレッシブさを見せられずに終わったゲーム」と総括した。開幕から4試合を終え、いまだ1勝。タイトルを目指す常勝軍団が、暫定ながら似つかわしくない10位に沈む。

 DF佐々木旭(23)はチームとして気迫を出せなかった理由について「ボールを大事にし、タイミングをうかがいながらやっていると感じた。持ったら仕掛ける、シュートを打つ、という怖いプレーを出せれば良かった」と指摘。「自分たちのサッカーうんぬんより、走ったり戦ったりを全員、1回見つめ直してやっていく必要がある」と受け止めた。

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