神戸・大迫の“恩返し弾”「他のチームと違う感情が出る」古巣鹿島相手に先制弾含む2得点

2023年04月16日 06:00

サッカー

神戸・大迫の“恩返し弾”「他のチームと違う感情が出る」古巣鹿島相手に先制弾含む2得点
後半3分、PKを決め喜ぶ大迫 (撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 【明治安田生命J1第8節   神戸5-1鹿島 ( 2023年4月15日    カシマ )】 明治安田生命J1リーグは各地で9試合が行われ、首位の神戸はFW大迫勇也(32)とFW武藤嘉紀(30)が2点ずつ決めるなど、今季最多となる5得点で鹿島に大勝し勝ち点を19に伸ばした。大迫は今季5ゴール目で得点ランクトップタイに浮上。鹿島は4連敗となった。
 育ててもらったクラブに、スタジアムに、2年連続の“恩返し弾”だ。神戸はエースの2発などでがっちり首位を守った。「自然とモチベーションが上がる。このチームに育ててもらったし、感謝している。他のチームと試合をする時よりも違う感情が出る」と大迫。古巣相手に先制弾を含む2得点を挙げ、充実の表情を浮かべた。

 まずは前半24分だ。「うまくマークを外せたし、(初瀬)亮がいいボールを上げてくれた。合わせるだけでした」。初瀬の左CKから相手マークを振り切り、鮮やかなヘディングゴールでネットを揺らした。さらに2点リードの後半3分にはPKを右隅に決めた。

 チームの2点目も最前線でのキープが起点で、計3得点に絡む圧巻のパフォーマンス。今季5得点目で得点ランキングトップタイに浮上したエースストライカーは「チームが勝てるように全力を尽くすことだけを考えて臨んだ。結果が出て良かった」と胸を張り、吉田監督も「いやぁ…もう素晴らしいですね」と感嘆しきりだった。

 リーグ戦連続無失点試合は3でストップしたが、チームは対鹿島戦最多5得点の圧勝。同戦のアウェー戦はリーグ戦10試合負けなしだ。首位もキープしたが、大迫は「きょう(15日)は勝てて良かったけど、全てが良かったわけじゃない。改善して次に臨みたい」ときっぱり。口元を引き締める姿には“常勝軍団”で育てられた勝者のメンタリティーがにじみ出ていた。

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