悩める鹿島がトンネル脱出 “原点回帰”4―4―2奏功!連敗4で止めた 優磨は1G1Aで起爆剤に
2023年04月24日 04:30
サッカー
勝負強くて、泥くさくて、押し込まれていても終わってみれば勝っている。そんな鹿島らしさが戻りつつある。連敗時の「4―2―3―1」から2トップを横関係に並べた伝統の「4―4―2」の布陣に変更。岩政監督が「最終的には感覚的」という理由で直前にメンバーも代えた。今季リーグ戦初先発のMF仲間や名古という運動量豊富な選手がサイドでスペースを突く動きを繰り返して、停滞していた攻撃に躍動感を与えれば、前線も横関係の2トップが機能した。FW垣田と鈴木が近い距離でプレーすることで2得点が生まれ、鈴木も「カキ(垣田)がサイドに流れてくれる分、自分が中央で我慢できた」と布陣変更に好感触を得ていた。
岩政流の“原点回帰”で9試合目にして会心の勝利を収めた。ただ、連敗ストップも順位はいまだ13位と、そこは鹿島らしさからは程遠い。足首を痛めながらも奮闘した鈴木は「一喜一憂しすぎず、2連勝、3連勝できるように良い準備をして臨みたい」と反転攻勢を誓っていた。