新潟は鹿島に完敗 松橋監督「強度に耐えることができなかった」
2023年04月24日 04:30
サッカー
ハーフタイムで指揮官は「ピッチに倒れているのはオレンジのユニホームを着た人だけだ」と鹿島の当たりの強さに屈している選手に奮起を促したがゴールは遠かった。「鹿島のことは分析である程度把握して臨んでいるが、ファウルになるのかならないのか、ボールが転がるか転がらないのか。相手のやり方より、強度に耐えることができなかった」と敗因を述べた。
この日、キャプテンマークを巻いて攻守でチームを引っ張ったMF高も「前半の入りから変な空気だった。攻撃のテンポが上がらなかったし、相手が中を締めてくるので攻めづらかった。相手の必死さを上回らなければならなかったのに」と反省しきり。これまで、相手のプレッシャーは「技術ではがす」がチームの合言葉だったが、この日はパスがつながらなかった。「技術ではがすことも大事だが、その前に球際、セカンドボールで負けないことも大事。もっと戦う部分を出していかないと」と大切なことを再認識させられた様子だ。
前節の福岡戦でハットトリックしたMF伊藤も「サッカーの本質的な部分で負けた。チャンスがあった中でも決め切れなかった、という言葉では片付けたくない」。この悔しさは次の戦いにぶつける。