鳥栖 敵地「九州ダービー」数的不利も腹をくくって勝ち点1獲得 GK朴「チームメートが頼もしい」
2023年05月14日 22:13
サッカー
1人少ない状況の中、後半は猛攻を受けた。ただ、朴は判断の良いポジショニングや飛び出しから何度もピンチの目を摘み、ゴール前に迫られても決定的な場面は作らせなかった。
「ダービーなので勇敢に戦う姿を見せようと。10人になってもびびらず、簡単にロングボールを蹴って引き分け狙いをするんじゃなく、自分たちのサッカーをもう1回やろうとみんなが臆することなくやった結果」。
数的不利にも関わらず後半は主導権を握る時間帯も多かった。朴によると理由は2つで「1つは割り切れた。みんなが10人でやるしかないと腹をくくった」。もうひとつの大きな理由を「前半に比べて後半ボールが走ってくれたのが最大の要因」と話し「前半かなり乾いていて、後半ボールが走って動かせるようになったのでそこでみんなが自信を持っていつも通りのプレーができた」。ピッチコンディションの変化で相手をうまくいなすことができた。
チームはこの日が4連戦の中のアウェー3連戦の最終戦だった。大事なダービーマッチで劣勢をはねのけての引き分けに「劣勢でしたけど徐々に自分たちのペースでボールを前に前進していくシーンもあった。とても大きな勝ち点1以上のものをこのゲームで得られたのではないか。かなり評価のできるゲーム」と胸を張った。
4連戦は横浜、川崎F、ACL王者・浦和、そして福岡とのダービー。力があるチームとの厳しい対戦が続いた。その中で「劣勢の中でも要所で自分たちのサッカーでゴール前までいけたのはとてもポジティブな要素。去年までだと絶対にあり得ないことだと思う。それを自信を持って連戦の中でやれたのは、僕自身もチームも技術的なところより精神的なところでかなりタフになっている」と大きな成長を実感。
「結果がついてきている訳ではないけど簡単に負けないチームになっていますし難しい状況でも粘り強いチームになりつつある。今はやっていて非常に楽しいですしチームメートが頼もしい。きょうも難しい試合の中みんな身体を張って10対11でやっているのかっていうくらいのものを見せられた」。
ハードな連戦を粘り強く戦い抜き、チーム力は確実に上昇。チームは今季13戦で4勝3分6敗と黒星先行の苦しい状況にあるが、ここから鳥栖の巻き返しが始まる。
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