本田圭佑 オランダでは「小学生“全員”サッカーしてる」 日本との違いを力説「娯楽がないから」

2023年07月04日 18:15

サッカー

本田圭佑 オランダでは「小学生“全員”サッカーしてる」 日本との違いを力説「娯楽がないから」
元サッカー日本代表の本田圭佑 Photo By スポニチ
 元サッカー日本代表の本田圭佑(37)が3日放送のABEMAニュース番組「ABEMA Prime」(午後9・00)に生出演。自身が2年プレーしていたオランダと日本のサッカー文化の違いについて語った。
 番組では「勝利至上主義」という観点から、少年少女への良い影響、悪い影響、全国大会の可否などで激論を展開。お笑いコンビ「パックンマックン」のパックンことパトリック・ハーランが「オランダを見れば、中学生まで試合結果とかの成績は報告しないし、この試合は負けてもいいからみんなディフェンスを練習しようぜ!っていうようなスタンスで指導して、一人一人に必要な教育をしてあげることによって中学生、高校生になったら凄い人材が出来てるんですよ」と持論を展開。

 続けて「アメリカより10分の1ぐらいの人口の国なのにサッカーというチームスポーツにおいて、とんでもない強豪国になってるんですよ。ですから、強い選手を育てるには早いうちに練習させてスポーツの楽しみを覚えてもらって、一人一人の成長を応援する。勝ち負けじゃなくて、最終的に強い選手になるための“保護期間”を作るべきだと」とアピールした。

 この意見に対し本田は「いや、僕はオランダに2年住んでたんです。実際はね、違いますよ。ヤツら小学生から競争してますよ」と指摘。これにパックンは「ウソーーー!!本当に!?」に懐疑的な視線を送った。

 すると本田は「オランダって日本みたいな全国大会がなくて、娯楽もないんですよ。何が言いたいっていうと、ほぼ“全員”がサッカーするんですよ。日本の場合は経済と密接に結びついてるじゃないですか?言い方悪いかもしれないですけど、サッカーもマラソンも野球もある種ライバルであり、どうやって観客を呼び込もうとみんな一生懸命なったりしてるわけですよ。それで大学には“経営”があって、部員をたくさん呼ぶには強くならないと優秀な子が入ってこない。学生も増えないなど色々と絡んでくるから」とアピール。

 さらに「でもオランダみたいなヨーロッパは、もうサッカーの文化が出来上がってるから。なんか余裕ぶっこきながら全国大会廃止みたいなことやってるけど、いやいやお前らのとこの小学生は全員サッカーやってるから。だから必然的にサッカーの優秀なヤツを探せるんだと。(日本の場合)そんなあぐらかいてたら野球やラグビーやバレーに(優秀な子を)持ってかれてしまう。そういう心配がないから成り立ってるんですよオランダは。み~~~んなサッカーしてますから」と、オランダと日本における“環境の違い”について力説した。

おすすめテーマ

2023年07月04日のニュース

特集

サッカーのランキング

【楽天】オススメアイテム