オランダ1部NEC移籍の小川航基「“遅咲き”と言われるかもしれないけど…」代表入りへの覚悟語る

2023年07月05日 18:00

サッカー

オランダ1部NEC移籍の小川航基「“遅咲き”と言われるかもしれないけど…」代表入りへの覚悟語る
小川航基 Photo By スポニチ
 横浜FCからオランダ1部NECに期限付き移籍したFW小川航基(25)が5日、移籍後初めてのオンライン取材にオランダから応じた。
 来月には26歳を迎えるタイミングで初めて挑む海外移籍。プロ入り当初は2、3年での挑戦を描いていたが、想定より遅い年齢で踏み出すことになった。「ラストチャンスと言われる25歳での移籍。“遅咲き”とかいろいろ言葉としてはあるかもしれないけど、過去は変えられないので。海外で点を取って、代表に入って、どんどんステップアップしていけば問題ない」と力強く言い切った。

 前日4日に加入が発表され、チームの練習にも参加し始めた。「メディカルチェックを無事に終えて正式にサインして発表されて、今はほっとしている。また新たな挑戦が始まるということで、すごくワクワクしている」と笑み。「日本では味わえない球際の強さやインテンシティーの高さは練習からうかがえる。自分自身のフィジカル的な強さ、メンタル面のところはすごく成長できるんではないかなと。自分のストロングポイントに変えて日本代表に入れれば」と力を込めた。

 複数のオファーの中からオランダ1部NECを選んだのは、直感のようなものもあったという。オランダでプレーする日本人は少なく、ナイメヘンの街自体にも日本人は少ない。「あんまり日本人がいないところにポンって飛び込んだ方がおもしろいんじゃないか」と勘が働いた。また、クラブにはゴール前での仕事に専念できる環境があると感じ、「(ゴールに)集中できるクラブが僕に合っているかなと思った」と明かした。

 リーグの開幕は8月中旬。スタートから定位置を確保するため、「初日の練習でもとにかくゴール前にいてゴール前で要求するプレーをひたすら続けていた」と自身の特長を短時間で把握してもらうために、どん欲な姿勢を貫いたという。「開幕前から監督にアピールして得点を取るところからスタートして、まずしっかりと出場機会を得る。そこから2桁得点から、どんどん伸ばしていけたらいい」と誓った。

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