J2町田が9日国立で東京Vと首位攻防ダービー 黒田監督「J1のピッチに失礼のない試合を」

2023年07月08日 04:30

サッカー

 J2首位を走る町田は9日、国立競技場でホーム試合を開催し、勝ち点10差の2位で追う東京Vを迎える。
 町田は5月末、同試合会場をホームの町田GIONスタジアムから変更した。町田が国立で戦うのは、旧国立も含めて初めて。首都クラブ同士のダービー「東京クラシック」が首位攻防戦となり、クラブは総力を挙げてプロモーションを推進中。入場者は町田の主催試合最多となった今年5月清水戦の1万444人(町田GIONスタジアム)の約3倍、3万人以上になる見通しという。7日の練習後、取材対応した黒田剛監督は「J1に行きたい、J1に殴り込みをかけるならそれにふさわしい、J1のピッチに失礼のない試合をする責任がある」と気合を入れた。

 自身は青森山田の監督としてMF松木玖生(FC東京)らを擁し、優勝した2021年度全国高校選手権準決勝と決勝以来で、新国立は2戦2勝。その黒田監督でも「30歳で初めて(旧国立で)戦った時は地に足がつかず、緊張で思考停止していた」と回顧する。

 大観衆の中でプレー経験がある選手は決して多くない。「大歓声の中で興奮状態にあると、つい自分が言いたいことを言うだけになってしまう。冷静になるには、人の話をしっかり聞くことが大切になってくる」と心構えの一端を説いた。

 前日6日、町田は青森山田で黒田監督の指導を受けたMFバスケス・バイロンを東京Vから完全移籍で獲得した。中盤右サイドを主戦場とするチリ出身の教え子について、黒田監督は「平河(悠)のような突破型の選手。代表やイエローカード累積なども考えると、今後絶対に必要になってくる」。同学年のU―22日本代表FW平河らに続く存在として期待を寄せた。バスケスは9日の東京V戦に出場できず、22日千葉戦から出場可能となる。

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