町田と東京VのJ2国立上位決戦は2―2でドロー決着 主力バスケスの移籍余波で異様な雰囲気

2023年07月09日 20:14

サッカー

町田と東京VのJ2国立上位決戦は2―2でドロー決着 主力バスケスの移籍余波で異様な雰囲気
<町田・東京V>派手な演出の中、ピッチに向かう町田イレブン(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【明治安田生命J2リーグ第25節   町田2―2東京V ( 2023年7月9日    国立競技場 )】 首位の町田と2位の東京Vによる国立競技場を舞台とした首位攻防ダービー「東京クラシック」は、2―2で引き分け決着となった。町田が前半に2点先行も、後半に東京Vが2点差を追いついた。
 新国立で初のJ2開催は町田のクラブ総力を挙げたプロモーションもあり、クラブ主催過去最多の3倍を超える3万8402人が来場した。町田は開始早々の前半2分、エリキのシュートのこぼれ球をU―22日本代表FW藤尾翔太が左足で押し込み先制。同38分にもショートカウンターから、エリキの横パスにMF安井拓也が右足で合わせリードを広げた。

 それでも東京Vは後半、鹿島から昨季に続き期限付きで再加入したばかりのFW染野唯月が後半28分、38分にクロスから立て続けのヘディング弾を決めて同点。93年に旧国立でJリーグ開幕戦を戦った東京Vが「オリジナル10」のプライドを示した形となった。

 東京Vの城福浩監督は試合後「サポーターも含めていろんな思いがある中で、サッカーで勝ちたかった」と力を込めた。試合直前の6日、東京Vで今季22試合に出場していた主力、MFバスケス・バイロンの町田への完全移籍が発表された。バスケスは町田・黒田監督の青森山田時代の教え子。異例の移籍の余波で、試合前の所属選手とスタッフ紹介アナウンスでは、バスケスと黒田監督の紹介時に東京Vサポーター席から大きなブーイングが飛んだ。異様な雰囲気の中、首都を本拠とする両チームが最後まで意地とプライドをぶつけ合った。

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