福岡・金森「この瞬間を夢見ていたので最高」 古巣・鳥栖との九州ダービーで決勝弾

2023年08月07日 06:00

サッカー

福岡・金森「この瞬間を夢見ていたので最高」 古巣・鳥栖との九州ダービーで決勝弾
<鳥栖・福岡>サポーターと勝利を喜ぶ金森(左から8人目)らアビスパレイブン(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 【明治安田生命J1第22節   福岡1-0鳥栖 ( 2023年8月6日    駅スタ )】 明治安田生命J1リーグは各地で7試合が行われ、九州ダービーは福岡が敵地で鳥栖に1―0で勝利。両チームに所属したMF金森健志(29)が、前半45分に決勝ゴールを挙げた。
 福岡のMF金森にとっては、最高の舞台だった。そして最高の結果を出してみせる。前半終了間際だ。鳥栖に攻め込まれた直後のカウンター。自陣から金森が前線に出したボールをルキアンが左サイドで保持し、中央の山岸へ。ポストプレーから長い距離を走った背番号7の足元にボールは戻った。左足で振り抜いての決勝弾だ。

 「この瞬間を夢見ていたので、最高です。この最高の空間をつくってくれた両サポーターに感謝したい。最高の夜になりました」

 福岡市出身で13年に福岡でデビューした。鹿島を経て19、20年は鳥栖でプレーし、21年から再び、福岡のユニホームを着る。福岡と鳥栖のダービーでヒーローになることが一番、似合う男だった。

 チームはリーグ4連勝し、8位に浮上。それだけではなく、2日の天皇杯4回戦(対J2栃木)でも延長戦の末に勝ち抜き、8強へ進出している。支配率に勝る鳥栖の一瞬の隙を突き「ああいうプレーは自分たちの強み」と金森が言えば「チャンスの後にピンチはある。きょうはそういうゲームだった」と長谷部監督も納得顔だ。

 博多駅から特急を使えば約20分の鳥栖。駅前に立つスタジアムにはこの夜、1万7799人のサポーターが集った。日本代表の森保監督も視察。大きな熱気に包まれていた。

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