ブライトン三笘の進化 シーズン開幕前にマンCも獲得に意欲と報道

2023年08月09日 04:35

サッカー

ブライトン三笘の進化 シーズン開幕前にマンCも獲得に意欲と報道
ブライトンの三笘(AP) Photo By AP
 欧州サッカーの新シーズンが本格的に始まる。5大リーグではイングランド・プレミア、スペイン1部、フランス1部が11日に開幕。ブライトンの日本代表MF三笘薫(26)、レアル・ソシエダードの同MF久保建英(22)は昨季それぞれのリーグで日本人のシーズン最多得点を樹立しており、今季も攻撃をけん引する役割を担う。昨季不本意な成績に終わったモナコのMF南野拓実(28)は2季目の逆襲へ、プレシーズンマッチで好調をアピールしている。
 プレミアリーグで2季目を迎える三笘は、ピッチ内外で大きな注目を集める存在となった。12日のルートン・タウン戦を控えた開幕直前、マンチェスターCが獲得に乗り出していると現地メディアが一斉に報道。フットボール・インサイダーは7日、「デゼルビ監督は三笘引き留めに全力で動く」と続報を伝えた。移籍金は5000万ポンド(約92億円)と報じられており、リーグ3連覇中の王者からそれだけ高い評価を受けている証明ともいえる。

 「成長もできたけど、課題も凄く出たシーズン」と総括した昨季の開幕前は、無名の存在だった。期限付き移籍していたサンジロワーズ(ベルギー)からブライトンに復帰したものの、序盤は控え。初先発はリーグ第14節の10月29日チェルシー戦、初得点は続く11月5日ウルバーハンプトン戦と時間を要した。そこから“三笘の1ミリ”で話題を呼んだW杯カタール大会を挟んで一気にブレークし、日本人選手のシーズン最多となる7得点をマーク。チーム史上最高の6位躍進に大きく貢献した。

 プレシーズンマッチ最後の5日Rバリェカノ戦は後半26分までプレー。それに先立つ米国遠征は3試合で2得点に絡むなど、仕上がりの良さをアピールしてきた。今季は自身初の欧州カップ戦となる欧州リーグにも出場予定。リーグ戦、リーグ杯、FA杯と合わせて日程はより過密になる。新シーズンに向けて「プレーの質は、もう一段階上げないと厳しい」と話しており、実力が広く知れ渡ってマークがより厳しくなる中で、さらなる進化を目指すことになる。

 ▽イングランド 前人未到の4連覇を狙うマンチェスターCが大本命。昨季得点王のFWハーランド擁する3冠チームにクロアチア代表DFグバルディオルが加入し死角は見当たらない。昨季2位のアーセナルはMFライス、ハーバーツらを補強。DFティンバー加入の影響もありDF冨安健洋には移籍の可能性が報じられている。昨季8位トットナムのポステコグルー新監督、同12位チェルシーのポチェッティーノ新監督がチーム再建を果たせるかも注目だ。

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