横浜―FC東京戦前に復興支援前座試合開催 東日本大震災の被災地小学生が日産スタジアムでプレー

2023年08月19日 19:25

サッカー

横浜―FC東京戦前に復興支援前座試合開催 東日本大震災の被災地小学生が日産スタジアムでプレー
<前座ゲーム東松島FC・FC山田ヴェルエーニ>得点を決め喜ぶFC山田ヴェルエーニ(撮影・大城 有生希) Photo By スポニチ
 横浜F・マリノスは19日、東日本大震災の復興支援活動を行う岩手県山田町のFC山田ヴェルエーニと宮城県東松島市の東松島FCを日産スタジアムに招待し、FC東京戦前のピッチで両チームが前座試合を行った。昨年も招待して前座試合が企画されていたが、台風の影響で試合が中止となっていただけに、初めて「絆マッチ」として開催された。
 FC山田ヴェルエーニは波戸康広アンバサダーが、東松島FCは栗原勇蔵クラブシップ・キャプテンがそれぞれスペシャルコーチを担当した。序盤にFC山田ヴェルエーニが2点のリードを奪うと、栗原クラブシップ・キャプテンが東松島FCのメンバーとして加勢。さらに波戸アンバサダーも東松島FC側に飛び入り参加してプレーするなど終盤は追い上げたが、試合はFC山田ヴェルエーニが5―3で勝利した。

 2点を決める活躍を見せたFC山田ヴェルエーニの石崎絢士主将(6年)は「大きな声援をもらえた。プレーさせてくれて感謝したい。凄くいい思い出です」と満面の笑み。東松島FCの伊藤琉緯主将(6年)は「日産スタジアムでプレーする機会がなかったのでうれしい。お客さんがたくさんいたので緊張したけど、楽しかった。この経験を次のサッカーのプレーに生かしたい」と笑顔で話した。

 波戸アンバサダーは「みんなと触れ合えて凄く楽しかった。Jリーガーがプレーする前のピッチでプレーするのはなかなかできない。このピッチでプレーすることを目標にしてくれたらうれしい」とエール。栗原クラブシップ・キャプテンは「1人でも多くマリノスに上がって、日産スタジアムでプレーする人が出てきてくれることを願っています」とあいさつした。

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