J2熊本 神戸食い4強 守護神・田代PK戦で止めた!決めた!J1勢3連破で初快挙

2023年08月31日 04:30

サッカー

J2熊本 神戸食い4強 守護神・田代PK戦で止めた!決めた!J1勢3連破で初快挙
<熊本・神戸>PK戦の末に初の4強入りを果たし、喜ぶ平川(右端)ら熊本イレブン Photo By 共同
 【天皇杯準々決勝   熊本1―1(PK4―3)神戸 ( 2023年8月30日    えがおS )】 各地で準々決勝4試合が行われた。J2勢で唯一勝ち残った熊本は神戸と対戦し、1―1からのPK戦を4―3で制して初の4強入りを決めた。3回戦の鳥栖、4回戦のFC東京に続くJ1勢3連破だ。川崎Fは新潟との2―2からのPK戦を4―3で制した。準決勝は川崎F―福岡、熊本―柏の顔合わせで10月8日に行われる。
 最後のキッカーとなったMF平川のシュートが左上に突き刺さった瞬間、スタジアムが大きく揺れた。最大の殊勲者であるGK田代琉我(25)目掛けて全員で駆け寄り、手荒い祝福。延長120分間を戦い抜いた熊本が、PK戦でJ1リーグ2位の“格上”神戸を退けた。クラブ史上初の4強進出だ。

 「自分が主役という気持ちでしたし、止める自信しかなかったですね。神戸さんに勝てたのは良かった」。神戸FW武藤のPKを右に跳んでストップした田代はどや顔。自ら3人目のキッカーにも志願して成功させ、まさに攻守で躍動した。

 現在J2リーグでは20位と低迷する。クラブ史上初のJ1昇格プレーオフに進出した昨季からはMF河原(現鳥栖)やMF杉山(G大阪)ら主力7人が移籍した影響は大きい。だが大木監督は「J2だからJ1に勝てないということはない」と強調。22年度の人件費はJ2リーグで22チーム中21位の3億100万円で年俸約4億円の神戸FW大迫1人にも満たないが、それでもショートパスとコンビネーションを駆使した魅力的なサッカーで鳥栖、FC東京、神戸とJ1勢を3連破した。

 昨年度大会は同じJ2の甲府が優勝。準決勝の相手は柏に決まった。田代は「どこが相手でもやることは変わらない。自分たちのサッカーを体現して勝ちたい」。J2勢の大会連覇へ意気込んだ。

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