湘南FW鈴木章斗ゴール決めるぞ　24年ぶり国立でホームゲーム　川崎Fと対戦

2023年09月20日 16:47

サッカー

　湘南は24日に、24年ぶりに国立競技場でホームゲームを開催し、川崎Fと対戦する。20日は2部練習を行ったが、売り出し中のFW鈴木章斗（20）は、「一度はやってみたいという思いがあった。楽しみ。今は勝つことしか考えていない。自分が点を決めて勝たせたいという気持ちはある」と、国立競技場でのゴールに思いを向けた。

　鹿島戦、札幌戦と連続でスタメン出場、鹿島戦では今季2点目を決めている。「試合を経験するにつれてよくなっている。以前は確実にと思って、丁寧に行くことが多かったが、いろいろやっていく中でシュートを打たなきゃ入らないと思った。それが出ている」と、積極性がプラスにつながっている。さらにFWとしてのきゅう覚から「俺がというのはある。FWは目に見える結果が必要」と、ストライカーとしての感覚も磨いている。ボールの持ち方も「置き位置とかは、阿部くんとか先輩のを見て意識している。相手に足を出させたり、どこに置けばいいとか考えるようになった」と、先輩の技術を観察してしっかり自分のものにしている。

　クラブもこの試合には特別な思いを持っている。Jリーグに参入して30年、ベルマーレ平塚時代、初めて国立競技場で開催した94年4月2日の名古屋戦の4万8640人がクラブの観衆の最多記録、その更新を目標に掲げている。FW大橋祐紀（27）も「クラブも力入れている、雰囲気はあった方がいい。自分たちはサッカーに専念させてもらっていて、スタッフみんなが尽力くれている。期待に応えられるようにしたい」調子が出てきた湘南が、勝って最下位を脱出する。