【ACL1次リーグ東地区G組 横浜2ー4仁川 ( 2023年9月19日 日産スタジアム )】
クラブが唯一獲得していないACL制覇に向けて横浜の戦いが始まった。今回から秋春制となり、9月に開幕。リーグ戦、ルヴァン杯に続き、ACLも開幕して過密日程となるが「王者の特権だし、それを楽しめるのがマリノス」というFW宮市が自身のACL初ゴールで劣勢のチームを勇気づけた。
前半8分にはDF上島がクリアしようとゴール前で触れたボールが自陣ゴールに入ってしまう不運なオウンゴールで先制点を許した。同17分には左CKからMF西村が頭で同点弾。1―2の43分には左CKから今度は宮市が頭で同点ゴールを決めた。04年から韓国Kリーグ1部に参戦する相手について、宮市が「ザ・堅守速攻のチーム」と印象を語っていた通り、前半は何度も相手のカウンター攻撃に苦しんだが、ホームのサポーターの後押しも受けて前半でスコアをタイに戻した。
後半20分には宮市らを下げ、元韓国代表MF南泰煕(ナム・テヒ)、FWマテウスらを投入。勝ち越し点を奪いにいったが、同30分に再びカウンター攻撃の餌食となり、この試合3度目のリードを許した。さらに同34分にも立て続けに失点。ボール保持率では相手を大きく上回りながらもホームで手痛い敗戦を喫した。